動物福祉ポリシー 動物の生命を尊重し、人道的に扱っています。Gap Inc. の動物福祉ポリシーでは毛皮、アンゴラ、モヘアの使用、ならびにライブ・ピッキングやミュールシング等を禁止しています。詳細はこちら (英語)
ベターコットン わたしたちGap Inc. は、コットン栽培の改革を世界的に推進するため、ベターコットンと協働しています。ベターコットンはマス・バランス・システムと呼ばれる管理モデルによって調達されます。最終製品にベターコットンが含まれているかどうかまでは追跡できませんが、ベターコットン生産者は、わたしたちが「調達」したものと同量のベターコットンの需要から利益を得ています。2030年までにサステナブルでトレーサブルなコットンに100%切り替えるという目標達成に向けて前進を続けながら、コットン調達量の一部を補うために、ベターコットンのクレジットを購入しています。
オーガニック認証への移行期間中にあるコットン・イン・コンバージョン Gapは、コットン栽培を行う農家・コミュニティが従来の有害な化学合成農薬や化学肥料を使用する農法からオーガニック農法へと移行して認証されるまでの3年間を支援しています。これは農家の人々を支えると同時に、高まるオーガニックコットンへの需要に応えることにもなります。
Eastmanナイア™ 木材パルプを主原料とするセルロースアセテートファイバーです。使用する木材パルプはすべて適切に管理された松やユーカリの森林から調達しています。ナイア™はクローズドループ内で生産され、従来の方法に比べて資源消費を抑えながら、価値ある商品に生まれ変わらせることで高度な循環リサイクルを実現しています。
リヴァエコ by Birla Cellulose™ リヴァエコ™は持続可能な方法で管理された森林から調達された木材由来のサステナブル繊維です。クローズドループ内で生産され、一般的なビスコースに比べて水の使用量や温室効果ガス排出量の削減に大きく貢献する方法でつくられています。
レンチング™ エコヴェロ™ 持続可能な方法で管理された森林から調達されるパルプを使った木材由来の繊維です。一般的なビスコースに比べて水使用量の削減や温室効果ガス排出量の抑制に大きく貢献する方法でつくられています。
織物工場に向けたサステナビリティプログラム 規定違反によって起こりうるリスクを軽減し、サステナビリィ目標への前進に貢献しながら、透明性と革新的改革を促すプログラムです。パートナーシップを最大限に活かすことで、サプライチェーン環境パフォーマンスの評価と改善が可能になります。サプライヤーの協力は、エネルギー、温室効果ガス、水の基準値を算出するために不可欠です。間接的な温室効果ガス排出量「Scope 3」のために科学的根拠に基づいて打ち立てた新目標への前進と、サプライチェーンによる水使用量や排水汚染の改善に貢献すると同時に、織物工場のソーシャルパフォーマンス向上にもつながります。詳細はこちら (英語)
サステナブル素材 Gapにおける「サステナブル素材」とは、リサイクル素材、環境再生型コットン、オーガニックコットン、オーガニックコットン、オーガニック認証への移行期間中にあるコットン・イン・コンバージョン、米国コットン・トラスト・プロトコル認証済みコットン、テンセル™、テンセル™×リフィブラ™、 レンチング™ エコヴェロ™、リヴァエコ by Birla Cellulose™、Eastmanナイア™、一部植物を由来とするEVAを含みます。
有機栽培綿 有害な化学合成農薬や化学肥料を使わずに育てられる有機栽培綿は、人にも地球にも優しい素材です。
オーガニック農法・有機栽培 化学的に合成された肥料や農薬を使わずに、輪作、有機栽培に適した種子の使用、健全な土壌の維持、有機肥料の使用を実践することで、しっかりとした生態系と豊富な生物多様性を守ろうとする方法です。
プリファード・ファイバー・ツールキット Gap Inc. の定める推奨繊維ツールキットでは、サステナブル・アパレル連合 (SAC) の「Higgマテリアル・サステナビリティ・インデックス」のデータと、環境社会配慮を含む包括的な指標を基に判断した、原料選択評価を確認できます。当ツールキットの構築にあたり、Gap Inc. とテキスタイル・エクスチェンジは、原材料の仕入れやデザインを担うチームがサステナビリティ目標に達している取引先を確認できる「プリファード・ファイバー&マテリアル・マトリックス」の一般公開をし、大変誇りに思っています。詳細はこちら (英語)
リサイクル素材 リサイクル素材とは、プレコンシューマー (製造過程で発生するもの) やポストコンシューマー (消費者によって使用されたもの) など、本来であれば捨てられるはずの廃棄物を再利用した素材のことを指します。リサイクル素材の使用は地球への悪影響を軽減することにつながり、新品のバージン材に比べて埋められる廃棄物を削減し、同時に温室効果ガスの排出抑制にもなるのです。
regenagri® regenagri® は、土地の健全性とそこに生きる人々の富を確保することを目的とした、世界的な環境再生型農業のフレームワークです。 農家や組織が土壌の健康と生物多様性を守り、気候回復力を強化するホリスティックな農業システムに移行することをサポートします。 regenagri® は基準を設け、デジタルツールを提供し、厳密な審査を行うと同時に農場から最終製品に至るまでの regenagri 認証製品に対する信頼性の確保に努めています。詳細はこちら (英語)
環境再生型コットン 環境再生型コットン農業とは、土壌の状態を改善することで土の炭素貯留能力と保水力を高め、生態系や周辺環境全体を繁栄させる包括的なアプローチです。この環境再生型コットンを調達することはGapの環境フットプリント削減につながり、生態系の健全性やサプライ チェーンにおけるコミュニティの回復をサポートします。
サプライヤー・サステナビリティ・プログラム Gap Inc. はサプライヤーにおける課題の評価と解決に尽力するとともに、女性のエンパワーメント、社会対話、スーパーバイザーのスキル向上のための堅牢なプログラムを導入しています。主要な取引先国にあるローカルチームと一丸となってサプライヤーや国内外のステークホルダーと緊密な協力体制を築くことで、サプライチェーンの労働者が直面する顕著な問題やサプライヤーの対応など、現場で起きている問題の本質を理解することができます。
テンセル™×リフィブラ™ リフィブラ™テクノロジーによりクローズド・ループ生産システムにてつくられるテンセル繊維は、木材パルプとアップサイクルされたコットンの端切れを原料としています。
テンセル™ 繊維 植物由来のテンセル™繊維は再生可能な原材料です。持続可能な方法で管理された森林から調達されたパルプを使ってつくられています。
U.S.コットン・トラスト・プロトコル U.S.コットン・トラスト・プロトコルのメンバーとして、アメリカ産コットン対象のプログラムに参加しています。これは土壌管理、水の利用、温室効果ガス排出など、とりわけ重要な項目における継続的な改善をサポートするものです。詳細はこちら (英語)
木材由来素材ポリシー サステナブルファッションと森林保全のイニシアティブ「キャノピースタイル」を通じ、各サプライヤーが、レーヨン、モダール、ビスコース、リヨセルといったセルロース系の生地生産に古代森林、絶滅に瀕する森林、保護区、高炭素蓄積林からの木材調達を行っていないことを確かめるために、この方針を策定しました。
ウォッシュウェル 2016年に導入されたGap独自の洗浄加工技術です。デニムパンツやウーブンパンツ (カーキパンツなど)、ニットアイテムに採用され、従来の洗浄方式と比べて水の使用量を20%以上削減しています。洗い加工をしない生デニムやフェイクレザーなどで作られる商品はウォッシュウェルの対象になりません。2016年に導入され、これまでに10億リットルを超える水の消費量を削減しています。
女性と水 私たちGap Inc. は、安全できれいな水へのアクセスは基本的な権利であると考えます。女性たちを「水アクセス改善の旗振り役」とし、主要パートナーと協力して地域社会における水アクセスのための持続的な解決策を検討し、進めています。2017年から2023年の間、Gap Inc. は米国国際開発庁と結んだ「女性と水アライアンス」を通じて、インドのアパレル業界に関わる250万人以上の人々にエンパワーメントを行い、清潔な水と衛生環境へのアクセスを改善しました。その後も「女性と水コラボラティブ」に新たなパートナーを迎えて発展を続けており、さらなる水・環境改善を積極的に推し進めて参ります。詳細はこちら (英語)
ウォーター・クオリティ・プログラム 2004年に導入されたGap Inc. のウォーター・クオリティ・プログラムは、デニム生産に携わる工場が地域の用水路に排水することを禁じ、各地域のコミュニティと分水界を守りながら環境負荷を最小限に抑えています。
製造時規制物質リスト (MRSL) サプライヤーは、製造過程に懸念される危険化学物質の使用を禁じる「有害化学物質排出ゼロ (ZDHC) 製造時規制物質リスト」に準拠していなければなりません。また、ウェットプロセスにおいてはMRSLへの順守を確かめるための水質検査で使用される「有害化学物質排出ゼロ (ZDHC) 排水ガイドライン」に沿っていることが求められます。
パーフルオロ化合物 (PFCs: フッ素化合物の一種) Gap Inc. はサプライチェーンからPFCベースの製品を排除できるよう、全力で取り組んでいます。
制限物質リストこのリストは、サプライヤーによる地球や人にとって危険な化学薬品の使用を禁ずるものです。お客さまを守るだけでなく環境汚染を防ぎ、服の生産に関わる労働者を危険な化学薬品から守ることは企業ポリシーでもあり、実践されています。Gap Inc. はアパレル・フットウェアの国際的な化学規制物質リストを管理する団体「 AFIRM」の創設メンバーです。2008年以降、製品に含まれる化学物質を規制するリスト「AFIRM RSL」に準拠することをサプライヤーに求めています。
ベンダー行動規範 サプライヤー対象のサステナビリティプログラムを1994年に公表し、ベンダー行動規範の遵守を確かめるサプライチェーンの査定と改革によって、革新的で総体的なプログラムを構築し、工場での労働条件を改善しました。一丸となって取り組むことで、労働者の幸福度を上げ、人権を守り、環境への負荷を抑制し、ビジネスの成果を上げて責務を果たすことができると信じています。
P.A.C.E. (パーソナル・アドバンスメント&キャリア・エンハンスメント) P.A.C.E.とは、Gap商品の生産に携わる女性たちの社会的地位と生活の向上に必要なスキル、知識、自信、レジリエンスを培うGap Inc. の教育プログラムです。詳細はこちら (英語).私たちは、「RISE (Reimagining Industry to Support Equality) 」の創設メンバーと引き続き協力し、Gapの教育プログラム「P.A.C.E.」 で培った実績あるアプローチと知識ををRISEプログラムの形成に役立てて参ります。
RISE (Reimagining Industry to Support Equality) 2019年、Gap Inc. は「P.A.C.E.」プログラムを活用し、国際女性研究センター (ICREW) の協力を得ながら、ベター・ワーク、BSR HERプロジェクト、ケアとともにRISEの創設者となりました。アパレル業界全体における女性エンパワーメントトレーニングとスキルアップの施策にならい、RISEは女性労働者エンパワーメントに包括的なアプローチを活用し、ビジネスの現場におけるジェンダー平等を組み入れ、方針や体制の変化を引き起こしています。今後もグローバルサプライチェーンにおけるジェンダー平等を徹底するため、サステナブルで体系的かつ拡張性のあるプログラムづくりとその実施に力を注いでいきます。
循環型経済 原材料は貴重な資源です。ムダをなくし、できるだけ長く使うことに最大限努めなくてはなりません。循環経済的思考へのシフトはデザインに対する考え方の転換なのです。大切に扱い、長持ちさせ、最終的に寿命を迎えた製品がどのように利用されるのかについて予め念頭に入れてデザインし、簡単にリユースやリサイクルができるようにすることが大切です。Gap Inc. は廃棄物の削減を徹底し、リサイクル、アップサイクル、リユースにつながる環型経済システムの構築に取り組み、役目を終えた商品に循環性をもたせるべく、努力を重ねています。
ジーンズ・リデザイン これは、服を必要とするわたしたちの世界に、ひとつの解決策を提示しています。2019年2月、エレン・マッカーサー財団は学界、ブランド、小売、製造、コレクター、ソーター、非政府組織などから総勢80人以上のエキスパートを集って意見を聞き、協力してデニムの循環型経済移行を推進する設計パラメータを決めました。Gapは「ジーンズ・リデザイン」ガイドラインに沿って、安全なリサイクル素材を選び、長く愛用できるクオリティとリサイクルのしやすさでサステナビリティに貢献するデニムコレクションを発表しています。
使い捨てプラスチック Gap Inc. は、ファッション協定で打ち立てた目標を2030年までに実現するべく、精進しています。エレン・マッカーサー財団によって問題視されている不必要なプラスチック製パッケージの使用削減を目指し、可能な限りパッケージ利用を減らすとともに、生分解性素材に切り替える、どうしてもプラスチック利用が必要な場合は最大限リサイクル素材を活用、またはリサイクル活動を通じて廃棄物の循環を試みる、などいくつかの方法によって目標達成を目指します。
アップサイクル 素材を再利用することで不要となった商品に新たな付加価値をもたせる場合、それをアップサイクルと呼びます。逆はダウンサイクルです。こちらもリサイクルの一種ですが、新商品の価値が元のものより低くなる場合を指します。